2012年9月6日木曜日

褒める点を探す→必然的に相手を洞察→コミュ能力アップ→気持ちのいい社会

悪徳官僚に学ぶ 戦略的ゴマすり力 (ディスカヴァー携書)
中野 雅至
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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求められてる能力が何かは自分で考えるしかない.あるいは自分の周りで成功している人を見て,何か共通する特徴を探し出すしかない.

経験上,偏差値の高い大学を卒業した人というのは,空気を読んだり,会話の間合いを計ったり,相手が何を求めているのかを考えて,話したり聞いたりできる確率が高い.
受験秀才は,口下手で朴訥というイメージがあるが,実際は相手に応じて会話を変えるなど,コミュニケーション能力に優れているのが普通である.言い方を変えれば,相手を気持ちよくさせる力があるということになる.

どこの組織でも言えることであるが,文句を言う人間を説得するためにルールがどんどん細かくなっていく.

官僚パワーの源
・専門知識
・細かなルールの設定能力
・タイムスケジュールの管理
・下請け仕事を引き受けること
・根回し力

洞察力を鍛える方法
・一日のうちに褒める人数を決める.褒めようと思うと,必然的に相手を洞察することになるからである.
・連続して褒める訓練をする.
・始めて会った人を出来るだけ早いタイミングで褒める.

「官僚の王道は政策を企画立案する知的業務である.毎日,永田町の議員会館にばかり出入りして政治家にゴマをするったり,業界団体に入り浸っているような奴はけしからん」

自分の主義主張・ゴマすりを時として権威のある第三者に語らせる

交渉では,自分の主義主張を忘れない一方,相手に意識をフォーカスすることが重要.相手にフォーカスすることで,交渉の雰囲気に呑まれることを避けられる.フォーカスとは,相手を客観的に観察し,相手が何を考え,何を望み,何なら喜び,どういう条件であれば受け入れるのかを見抜くこと. 

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