2012年9月3日月曜日

自らに問いを立て,本質に迫る.

地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)
齋藤 孝
講談社
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社会に通用する人の特徴のひとつは,「もっと他にやり方はないのか」といった意識を常に持っていること.

勉強する上で,自分が何をわかっていて,何をわかっていないのかを意識することは大切. 「何をわかっていないのか」を知ることは,課題を設定することであり,課題を設定すれば,自分から自然に対応していけるようになる. これは,自分でなく,相手であっても大切であり,相手が「何をわかっていないのか」を潜在的に読み取ることは重要.

勉強が好きでも,やり方がずれていると効果は上がらない. それは本質をつかまずに,やみくもに勉強していることである. 本質をつかむには,常に自らに問いを立てることが重要. ノートをとる際にも,問いを立てることが大切.問いを立てることは,勉強から研究へのルートとなる.

言語というのは,痒いところに手が届くような細かな手作業に向いていて,微妙なニュアンスを伝えることが可能. ただし,言葉だけでは線が細く,全体がいっぺんに見通しにくい.これを補うのが図である.

文章を図に直し,作成した図を用いてぶつぶつと一人で説明する. 図で文書の内容を説明する. これは勉強で最も大事な部分であり,参考書や先生に任せてはいけない.

難しい局面になったら,びびらず,局面をシンプルな事象に分解することが大切.このようなクセをついていると,どんな局面でもびびらない.

否定されることを恐れてはならない.むしろ,否定されたことで前進できると考えるべきである.

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