2012年9月2日日曜日

どうすれば勝つかではなく,どうすれば負けを少なくできるかを意識する.

不幸になる生き方 (集英社新書)
勝間 和代
集英社
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ビジネスにしろ,スポーツにしろ,その道のプロとして長く続いている人というのは,負けを少なくすることを常に意識している人たちである.

リスクや責任をとらないままでは,幸せになれない. 相手からみれば,その人と付き合っていくには,コストが高すぎると判断されるからである.

ごみの捨て方に対する有責の発想
ごみの捨て方が細かく決められているが,これは合理性をもって,市役所の管理コストが安くなるように決めているはず.したがって,これを守らないと,市役所の負担が重くなり,最終的には税金アップという形で自分たちに跳ね返る.だから,一人ひとりが小さな決まりでも守ることが大切なことになる.


長期目標の実現に挫折すると,当の目標を実現できないかったというマイナス以外にも,以下のように,人生全体にネガティブ効果を及ぼす.
・挫折したことで,物事に取り組む自信を喪失してします
・あきらめることが常態化して,目標を定めない生き方が当たり前になってしまう.
・仕事でもプライベートでも,納期や約束が守れず,相手から「自己マネジメントのできない人間」と評価されてしまう.

我慢強さは社会的成功に結びつく. 我慢強ければ,学校の成績もよく,友だち付き合いも上手,ストレス管理もうまくなる. 我慢とは別の言い方をすれば,中長期的な課題に向かって無理なく続く仕組みをつくり,行動を継続していくことである.

本を読んだり映画を観ることで知識や教養を身につけることは,未来に対してクリアな想像力を養うことに貢献する.

仕事でもプライベートも充実させている人の共通点は,行動力に満ち溢れており,ビジネスマネジメントの大基本であるPDCAを普通の人の何倍も速く回している点である.

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