2012年8月29日水曜日

鳥原隆志 インバスケット思考

究極の判断力を身につけるインバスケット思考
鳥原隆志
WAVE出版
売り上げランキング: 1385



案件処理速度を高めるには,内容把握力の向上が必要.
内容把握力を高めるには,まず自分が何をすべきなのかという点に注目して確認するとよい.案件全体を読むのではなく,できるだけ定性的な情報や確実と思われる情報だけを重視し,そこに下線を引くなどすれば,新たに読み返すときには下線だけを読むだけとなり要約しやすくなる.

要は「要点は何なのか?」を自問しながら読み込む必要がある.

案件処理のスタートとして問題発見力が必要.すべての案件は問題発見から始まるからである.問題発見がなければ何を解決すべきかもわからず,その後の意思決定も行えない.
問題意識の持ち方により多くの問題点を発見できる.特に管理者は自ら問題を発見して解決する姿勢が重要である.多くの問題点を抽出して,これらを分類することによって本質的な問題点が見えてきて,精度の高い案件処理につながる.


組織を効率的に運営し,かつ規範を維持するためにマニュアルやルールが存在する.リーダはこれらを従業員に徹底させる責任がある.しかし,時代の流れに既存のマニュアルやルールがそぐわなくなったり,これらがかえって会社の利益を損ねていないかなども十分検証する責任がある.

0 件のコメント:

コメントを投稿