2012年9月9日日曜日

上司はスキルが高いから上司になっている.当たり前だけど...


サラリーマンにとっては、「リスクをとって斬新なアイデアを提案する」より、「絶対失敗しない手堅い仕事をして、今いる会社に置いてもらう」ことの方が重要。

同じミスをしても、言い方次第で差がつく。つまり、仕事そのもののスキルでないところで損をしている人と得をする人がいるのである。

上司のアイデアに円滑にダメだしするには、

①公然とダメだしするのはご法度。「人に言われて引っ込めた」ということにするのではなく、「自分でよく考えてみたら、割と穴だらけだったなぁ」と言えるように仕向ける。

②コストなどのアイデアのボトルネックを外部に置く。

③「いただいたアイデアは市場の動向を見つつ、検討していきたいと思います」というように、あたかも収束ではなく、新しい企画の始まりと言わんばかりのまとめ方をし、発展的解消を演出する。

上司はスキルが高いから上司になっているのであって、人間自体に本質的な欠陥があるわけではない。

2012年9月6日木曜日

褒める点を探す→必然的に相手を洞察→コミュ能力アップ→気持ちのいい社会

悪徳官僚に学ぶ 戦略的ゴマすり力 (ディスカヴァー携書)
中野 雅至
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求められてる能力が何かは自分で考えるしかない.あるいは自分の周りで成功している人を見て,何か共通する特徴を探し出すしかない.

経験上,偏差値の高い大学を卒業した人というのは,空気を読んだり,会話の間合いを計ったり,相手が何を求めているのかを考えて,話したり聞いたりできる確率が高い.
受験秀才は,口下手で朴訥というイメージがあるが,実際は相手に応じて会話を変えるなど,コミュニケーション能力に優れているのが普通である.言い方を変えれば,相手を気持ちよくさせる力があるということになる.

どこの組織でも言えることであるが,文句を言う人間を説得するためにルールがどんどん細かくなっていく.

官僚パワーの源
・専門知識
・細かなルールの設定能力
・タイムスケジュールの管理
・下請け仕事を引き受けること
・根回し力

洞察力を鍛える方法
・一日のうちに褒める人数を決める.褒めようと思うと,必然的に相手を洞察することになるからである.
・連続して褒める訓練をする.
・始めて会った人を出来るだけ早いタイミングで褒める.

「官僚の王道は政策を企画立案する知的業務である.毎日,永田町の議員会館にばかり出入りして政治家にゴマをするったり,業界団体に入り浸っているような奴はけしからん」

自分の主義主張・ゴマすりを時として権威のある第三者に語らせる

交渉では,自分の主義主張を忘れない一方,相手に意識をフォーカスすることが重要.相手にフォーカスすることで,交渉の雰囲気に呑まれることを避けられる.フォーカスとは,相手を客観的に観察し,相手が何を考え,何を望み,何なら喜び,どういう条件であれば受け入れるのかを見抜くこと. 

2012年9月5日水曜日

拙速は巧遅に勝らない!?


http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report27_2142.html



一番優秀な学生Aは、ものすごく注意深いタイプで、間違いがめったにない仕事をする。インストラクションをよく読んで、どういうふうに税額が計算されるのか自分である程度分析し、いろいろなケースが出てくるのだが、こういう場合はどうするべきか自分でよく考えて判断し、判断の根拠もちゃんと記録に残し、出来上がった仕事は正しくできているかしっかり自分でセルフ・レヴューをしてから私に提出するので、ほぼ完璧なものが出てくる。間違いがあったとしても、初心者としてはリーズナブルな間違いしかない。

こういうふうにしっかり考えながら注意深い仕事をすると、最初は仕事のスピードが遅くて、ほかの学生たちに比べて、出来上がった仕事の量が少なく、プロダクティビティーは劣ったが、それは慣れればスピードアップするのはわかっていたので、問題にならなかった。2ヶ月目に入るとだんだん仕事の内容も複雑になってくるので、これはちょっと難しいなと思うような仕事は学生Aにやらせた。するとたいして教えもしないのに、見事にやってのけた。これには感心した。

逆に、学生Bはプロダクティビティーは高くて、仕事がえらく早いのだが、間違いだらけのものを平気でボンボン出してくる。出来上がったものをみればすぐわかるのだが、要は何も考えずに、目の前にある山をとりあえずかたづけたくて、適当にインプット作業をして、出来上がったものが正しくできているかセルフ・レビューを全くせずに出してくる。ケアレスミスが極めて多く、何をやらせても注意深さに欠ける。仕事の中身に対する理解度も低い。最初の10日くらいで問題ありの学生だということはわかったので、なんとか鍛えてあげたいと思って、特に細かく指導したのだけれど、いくら言っても自分のやった仕事をきちんと見直すという習慣がないようで、スロッピーな(不注意な)性格は変わるものではなく、4週間しても改善が見られなかった。

投票しない貴方は,政治的には死んでいる.

どうする!依存大国ニッポン (ディスカヴァー携書)
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有権者に与えられた1票を行使しない以上、政治家にとっては棄権者はこの世に存在しないのと同じで、いない人のためにわざわざその声をくみ上げることはないし、貴重な予算を使うこともない。だからこそ、長い間、若い世代の人たちを犠牲にして、最も投票率の高い世代の人たちを優遇する政策をとってきた。

若い世代の人たちは選挙に投票しに来ないので、意見をくみ上げる必要性も感じないし、政治的な関心も低いので、政策的におざなりになってもわかりはしない。国会議員にとっては、若い世代より知識も豊富で、しっかり投票してくれる60歳前後以上の人たちを優遇するほうが、次の選挙のときに再選するためには得策となる。
50歳以上の大人には世の中を変えるエネルギーはない。今まで積み上げてきたことの延長線上で考えることはできるが、現在あるものを破壊し、新たにつくりあげるころができない。保守的にならざるをえない。
政治家というのは、日本国の繁栄について大局的に物事を考える使命を負いながら、実際には非常に少数の有権者のために働いているのが実態。
外交とは、自分たちの意見を通す場である。核を持つことで日本の意見が通しやすくなるなら、持たないよりも持ったほうが良い。抑止力とは、「自分に向けられた行為の達成が、困難であるか、あるいは代償が高くつくことを相手に予見させて、その行為を思いとどまらせる力」のこと。
税収の4本柱:
・法人税
・所得税
・消費税
・固定資産税
日本の税収は、法人税比率が高い(先進国の中で最も高い)のが特徴。企業の儲けは厳しく取り立て、個人所得に対しては甘い。
法人税を引き下げる→商品価格が引き下がり、企業の国際競争力は増し、海外からの企業や投資を呼び込むことも可能になる。国内企業も国外へ逃避。
税金の使い道
・一般歳出
・地方交付税等
・国債費
支出の方が多く、赤字国債を発行。当たり前だが、借金を返すためには、最終的にはどこからか、お金をひねり出さなくてはならない。

2012年9月4日火曜日

一応暮らせる絶妙な日当が,格差社会を助長

今日から日雇い労働者になった
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日雇い労働の生活から抜け出せないのは日当が8000円から9000円という微妙な額だからである。とりあえず,一日働けば飯が食え銭湯にも入れ,ネットカフェで雨露も凌げ,これはこれで不便なく生けていける。そのうち低賃金を低賃金と思わなくなり,危機感が薄れていく.

底辺労働の現場にいる人たちは無知なのかもしれない.周りにいるのは同じような低賃金労働者ばかりで,自分が低賃金で働いているという感覚がなくなるのでないか?

高卒では,ビルメンテナンス,警備員,運転手,電機や自動車関連の下請工場しか行けない.営業とか事務でさえ高卒ではダメな場合が多い.基礎学力,一般教養,受けた教育水準,専門知識の有無などで行き場が違う.現代の職業は専門分化し企画力,応用力,創造力を求められる仕事のほとんどは大卒者に占領されている.

高卒でできるような上記のような仕事は単純労働だけであり,知識や技能は身につかない.生かさず,殺さず,ベルトコンベアに乗る物のように扱われ,最後は使い捨てされる.社会の調整弁.職場を転々とする生活なので友人もできず,常に孤独である.社会の出来事に無関心になり,冷たい人間になってしまう.こんな人間が社会にあふれると社会全体は殺伐となってしまう.

2012年9月3日月曜日

学びの究極は,自らが社会とどう向き合うかを探求すること.

東大生・医者・弁護士になれる人の思考法 (ちくまプリマー新書)
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壁を乗り越えていくタイプの共通点は,試練に直面した際に素直に他者の言葉に耳を傾け,軌道修正できる点である.素直に人の意見を聞き,心に開かれた窓を持つ者は大きく伸長していくものである.

東大生・医者・弁護士などの高いステージに登る人たちの思考法は,難関突破に留まらず,学びの果てで「社会とどう向き合うか?」にまで及んでいるべきである.

留年や中退をする人ははっきり言って自分に甘いだけである.というのも,どこの大学,どの科目でも,学生を救済する措置は必ずとられているものであり,彼らはそれらに応えようとしないということだからである.

東大に入学するような人間というのは,将来,社会の枠組みとなるべき規則や法律を形成する側の人間になり得る可能性を有している.だから東大入試では,日頃から大局的な視点でも,もしくはちょっとした研究者並みの視点で世の中を見つめているか,把握しているか,そして度量の広い思考の領域を持っているかが問われる.つまり,社会で起きている事象に目を向け,見聞を広め突き詰めて思考することや,明確な答えのないような限界事例に自分なりに答えを導き出すことが必要である.

自分たちのプリンシプルを入れて,ルールを変える

ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか (ディスカヴァー携書)
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日本人はルールに無関心? ルールそのものはよく知っていても,ルールの意味や目的を考えていなかったり,「ルールを作るのは自分ではない」と言って,実情に合わないルールを改めることや,新しいルールを作ることに無関心ではないか?

プリンシプルとルールの違い


プリンシプルは考え方の近い人や組織の中で自然に出来ていくもので,当事者だけに適用されるという自律的な要素が強く,第三者が従うと賞賛されるが,当事者を含め,それを守らないからといって罰則はないし,非難もされるものではない.一般に文化や歴史,さらには社会環境にかかわる部分が多く,不可欠なものではないだけに,国や人,あるいは時代によって表に出てくる度合いが違う.
ルールは考え方の違う人や組織間の決め事であり,他律的である.状況に合わせて変更していくべきもの.社会全体に必要不可欠なものであり,法律,規制,条約といった形態で存在する.

ルールとプリンシプルの違いを把握した上で,ルール作りへの参画を闘いの範囲に加えるべきである.そのとき,ルールの作り方や変更の仕方に自分たちのプリンシプルを入れ込む.

新しいルールが出来たら,まずその内容を精査し,ルールメーカーの質・目的を考えて評価をすべき.これを怠ると,対応を誤りかねない.

欧州人の気づきとは,喧嘩をしすぎて全体を壊してしまってはどうにもならない

ルールなどの制約は人間や企業にとって成長の原因となりうる.競争を認める社会においては,常にルールは変更されるという制約を受けるのは宿命であり,それが技術を進歩させる鍵の一つである