2012年10月9日火曜日

リーダーシップは,他人でなく自分に対して発揮せよ

リーダーシップでいちばん大切なこと
酒井 穣
日本能率協会マネジメントセンター
売り上げランキング: 103801
フォロアーの有無にかかわらず,リーダーシップは発揮される.
自分のリーダーシップを必要としているのは,他者ではなくて,たった一度の人生を,自分の価値観に従って生き抜こうとする自分自身なのだ.

グローバル化の行く先
これから20年以内には,同じスキルをもった人間は,日本にいようが,インドにいようが,ほとんど同じレベルの賃金を得る時代になる.
海外へのアクセスが容易になると,企業は特に競争優位を生めないような「取り替えのきく職務」から先に,賃金の安い海外にアウトソースするようになる.
リーダーシップの発揮できる人材のところに仕事(価値の創造)が集中し,自分ではない誰かのフォロアーとしてのみ生きる人材は取り替えが容易であることから,人材価値は極限までに下がってしまう.
リーダーシップの獲得は,完全競争の時代において,自らの生存確率を高めるための唯一の手段である.
リーダーシップを考えていくということは,自分自身の行動の原理とすべきことを,言葉としてアウトプットし続けること.
自分と歴史上の偉人の違いとは,価値観に沿った行動の基準となる理論である.


0 件のコメント:

コメントを投稿